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一人でできることは一人でやれ。みんなでやることはみんなにやらせろ。
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14:13:51
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*このお話を初めから読む↓
 Log.1 帰還(めざめ)
 Log.2 組織(だすと)
 Log.3 進化・前編(かつぼう)
 続きからどうぞ。

「やい! そこのメタボガエル! 進化したからって調子に乗ってんじゃないわよ。ここから先には、ぜ~ったいに、行かせないんだから!」
 最後にべーっと舌を出す。そんなガジモンに向かって、トノサマゲコモンは巨大な平手を見舞おうとする。しかし、スピードならば小型のガジモンのほうが上で、トノサマゲコモンのビンタは簡単にかわされてしまう。
 そんないら立ちがたまりにたまったのか、怒りにまかせてトノサマゲコモンは、背中の金属パイプから超重低音を響かせた。その轟音に、思わずガジモンは耳をふさぐ。音圧に押しつぶされているようだ。
「な、なにこの音……うるさいってレベルじゃ……ない……っ!」
「ガジ……モン……」
 音による攻撃は、確実に近くにいた総也にもダメージを与えていた。それを見たガジモンは、トノサマゲコモンの轟音を止めさせようと、立ち向かう。
「総也! このおっ、やめなさぁいっ!」
しかし、それはトノサマゲコモンにとっては格好の的でしかない。ガジモンはそのままトノサマゲコモンにはじかれる。
「きゃあぁあっ!」
 公園の林に向かって真っすぐ……と思いきや、ガジモンはなにものかに受け止められた。
「まにあった。よくがんばった」
「トゥルイエモン……」
「総也くーん! お待たせして申し訳ありません」
「光希さん」
 向こうから、ガルゴモンと一緒に光希が駆けてきた。
「トノサマゲコモンですね。完全体相手によく頑張りました……でも、えらいえらいするのは、またあとでですよ」
 トノサマゲコモンの音波攻撃に参っている総也をかばいながら、光希は二つのデジヴァイスを構える。
「トゥルイエモン、ガルゴモン、進化です!」
 その掛け声に、トゥルイエモンとガルゴモンはうなずいた。
「トゥルイエモン!」
「ガルゴモン!」
「「ジョグレス進化、アンティラモン!」」
 二体のデジモンは一つになり、それは門の前にいたメイド服(?)を着たウサギのデジモンだったが、
「でかい……」
 成熟期同士のジョグレスのため、容量は普段よりも大きくなる。
 その姿こそ、アンティラモンの本来の姿だった。巨大なウサギを前に、総也が感嘆の声をもらすのも無理はない。
「あの邪魔なパイプごと両断しましょう!」
「了解。宝斧――パオフー――っ!」
 アンティラモンの両腕が斧になり、踊るようなステップでトノサマゲコモンに近づくと、その金属製のパイプを切り落とし、さらに、トノサマゲコモン間で真っ二つにしてしまった。
(すごい……)
 それ以外に言葉が出てこない。力の差は歴然だったのだ。このままじゃいけない。ガジモンも総也もそう思う。成長期では本当にどうしようもない。その現実を見せ付けられたのだった。
「はい、一丁上がり!」
 光希がデジタマをキャッチ。アンティラモンはロップモンとテリアモンに退化する。
「本当によく頑張りましたね。進化して完全体になっても足止めを頑張ってくれるだなんて。普通はびっくりしちゃいますよ」
「そんなことないですよ。光希さんがこなかったら、俺もガジモンも、どうなっていたかわかりませんから」
 そんな会話をする光希と総也の横で、
「光希がこなくても、倒せてたわよ。あんなやつ」
 ガジモンだった。
「あたしも進化できれば、あんなの簡単に倒せてた!」
 進化できない焦りに、憤りを隠せない。また総也を守れず、誰かに助けられることになってしまったことが、ガジモンを余計にそうさせた。
「でも進化できないじゃん」
「ガジモン、無理はよしたほうがいい」
「できるわよ! きっと、できるようになる!」
「じゃあ、できるようになるまで、ボクたちが何度でも助けてあげるよ」
「いらない! あたしは、あたしだけで総也を守れるようになるんだもん!」
 それだけ言い放って、ガジモンは霧の中へとかけていった。
「あ、待てよ。ガジモン!」
 それを見た総也もあわててあとを追う。
「ああもう、総也くん、クロスフォッグの中をむやみに歩いちゃ……」
 と、引きとめようとしたところで光希は気がつく。
 なんで、トノサマゲコモンを送還したのに、クロスフォッグが発生したままなのか。
「もしかして、あ、天菜さんっ!」
 光希は天菜に連絡を取る。そして、すぐに総也の後を追った。


 つづく


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プロフィール

誘宵

Author:誘宵
ものかきやってます。
ふたなりとかメッシーとか淫語が得意です。
美少女ゲームやソーシャルゲームのシナリオ、音声作品のシナリオ、小説など手広くいろいろ書いてます。
スケジュールはこまめに更新していきますが、なにかお仕事の相談あればお気軽にどうぞ。

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