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一人でできることは一人でやれ。みんなでやることはみんなにやらせろ。
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18:19:30
 エロいんですんで隠します。
             
*今回の登場人物
 水野 七也(みずの しちや)
 鳳 霰(おおとり あられ)
*今回の舞台
 風俗店「和夢(のどむ)」
              
*このお話を最初から読む↓
 プロローグ
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 日下美澄編
 んでは、続きからどうぞ。

「あーっ!」
 なんて、その日指名した相手に言われて、七也は思い出した。
 鳳霰はそんな顔の七也を見ながらにやにやと笑っている。
「ふふふ~。ついに指名したわね。あの時の屈辱、今日こそはらさせてもらうわよ」
「お、おまっ。そんなの、ずいぶん前の話じゃねえか」
「そんなの関係ないわよ。あたしの記憶力をナメないでちょうだいっ!」
 そうして霰は七也の隣に腰掛けた。
 霰の顔は笑顔だが、目は決して笑っていない。すぐそばにそんな顔があるせいで、七也の背筋は凍ってしまいそうだ。
「とりあえず、お酒は一通り選んで、しっかり貢いでもらいたいわね」
「おーい、なに勝手なことを言ってるんだー」
 霰は例のパネルの、オプションを見ながらいう。そんな霰を止めるように、七也はパネルを取り上げた。
「なんでよーっ! 次は立場逆転って言ったじゃない!」
「それとこれとは話は別!」
 そもそも七也は客なわけで。最終的な決定権は霰ではなく七也にあるのだ。このまま帰ってしまうこともできるが、しかし、霰は拗ねたような表情で七也の事をじっと睨んでいるのだった。
「……わかったよ。酒な。それくらいは……まあ、なんとかなるから」
「へへぇ~、ありがと。ま、あたしを辱めた報いとしては当然だけどね」
 霰はころっと態度を変えた。七也は自分の財布の中身を思い浮かべながらそんな所持金でなんとかなりそうなものを見つくろうのだった。
 ……で、今に至るわけである。
 霰はすっかり出来上がってしまっていて、目が据わってしまっている。グラスを両手に持ったまま、上半身はふらふらとしておぼつかない。
(まったくもぅ……)
 危なっかしい霰の説教に、七也はここまでずっと付き合わされていたのだった。
「……ひとがぁ、いやなことはぁ、やっちゃぁいけなぁいのよぉ~。あんらはぁ、そこんとこぉ、わかっれいらいのよぉ~」
「はいはい、その話は何度も聞いたよ……」
 酔っ払いとは厄介なもので、先ほどの霰の文句はこれで五回目だった。
「らいじなことだからぁ、くりかぇすのぉっ!」
 霰は七也の事を睨みつけてくるのだった。それを七也は「はいはい」と流す。注文した酒類はほとんど霰にのまれてしまっていて、そんな霰は言うほどアルコールに強くなく、カクテル二、三杯ですっかりこんな具合になってしまったのだった。
「んもぉ~、あんたがどならせぅからぁ、からだあつぅいぃ~」
 と、そう言ってから霰は信じられない行動に出た。
 ボトルに入っている残りを、霰は頭からかぶったのだった。湿った制服が霰の身体にぴったりと張り付く。制服は紺色で、肌が透けるということはないが、しかし霰のスレンダーな身体のラインがしっかりと確認できる。
「ぷはぁ~……。あれ? なによ。どうかしたの?」
「いや、よごれるのとか、嫌いなんじゃなかったっけ?」
「らってあついんらもん。おみずでひやせばいいじゃぁん」
 霰はさも当然というふうにしている。
「ほら、あんたもあびなさいよぉ」
「え……っ、うわっ!」
 霰は七也にこたえる暇を与えず、よく振ったシャンパンの栓を開けてぶっかけた。あっというまに七也もびしょぬれになってしまっていた。
「ちょ、おまっ。やめっ、ろっ、てっ!」
「ふははは~。いまはあたしのたーんなのぉっ! あんらのことをびしょびしょにするまでぇ、ゆるさないんだからぁっ!」
 霰は高らかに笑いながら七也にシャンパンをぶっかけ続ける。それはさながらホースの水をかけられ続けているような気分だった。しかしながらウェット・アンド・メッシーのフェティシズムをもつ七也としては、これもまたプレイの一環としてありである。
 そうやって一通り暴れたところで、霰はすっかり疲れてしまったようだった。
 霰はぐったりとして、七也にもたれかかる。
「……ここからはわたしのターンだ」
 そんな様子を見て、七也はにやりと笑うのだった。

つづく


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