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一人でできることは一人でやれ。みんなでやることはみんなにやらせろ。
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21:46:51
*エロいんですんで隠します……
    
*登場人物
 ノンノ
 主人公。世界征服を狙う悪の組織、ウェバーンの新米幹部。
   
 テルン
 ウェバーンのたくらみを阻止するために送り込まれた正義の魔法使い。
      
*このエピソードをはじめから見る場合はこちらから
*過去エピソード
 Project1:マジカルホイホイ
 Project2:粘着落とし穴
   
 では、続きからどうぞ……。

 名前も見た目もかっこ付かないが、この「惚電磁砲」の威力は本物だった。
 光線を浴びた人間は、生物無生物を問わず、光線を浴びてから最初に見たものにメロメロになってしまうらしい。オフィス街の公園では奇妙な乱交が行われている。ランチタイムで広場に集まってきていたOLが、仕事仲間に対して欲情して公然でレズプレイを始めたり、お弁当に入っているウインナーに欲情してオナニーを始めたり、時計のついた柱に欲情したOLはそのポールに熱心に股間を擦りつけている。
(これなら、いけるかもしれないわ……)
 そう思っていた矢先、
「そこまでよ!」
 と、聞きなれた声が聞こえた。
 時計のついた柱の上に、魔法少女、テルンが立っている。ラバー製のぴっちりコスチューム。ビル風にコスチュームのフリルが揺れていた。
「今度は何をしたの、ノンノ!」
 正義の魔法少女はノンノをにらみつける。ノンノは余裕の表情で、惚電磁砲を見せ付けた。
「今日はこれよ、『惚電磁砲』!」
「ほ、ほれ~るガン?」
 テルンは首をかしげている。それは名前に反してノンノの手のそれは懐中電灯にしか見えなかったからだ。
「ふ、復唱しないでよ。名前がかっこ悪いことくらい、こっちも知っててやってるんだから……」
 会話だけでは理解してもらえないネタに、ノンノは困ってしまうのだった。
「……って、そんなことはどうでもいいの! テルン、今日こそあたしが勝つんだからね! この惚電磁砲の光を浴びたら最後、あんたは初めて見た相手のことが好きで好きで、たまらなくなっちゃうんだから!」
「なによそれ。そんないかがわしい武器で、この人たちにこんな恥ずかしいことをさせているのね! 許せない!」
 テルンはマジカルステッキを出現させる。詠唱なしでも使える魔力の塊を使う魔法で、ノンノに攻撃を仕掛けた。それにたいしてノンノも応戦。ノンノもマジカルフォークを出現させて魔法弾を放つのだ。しかし、ノンノの弾丸はテルンのものとは違っていた。ぶつかって相殺された魔法弾は、ノンノの魔法弾の作用によって、地面にベチャッという音を立てて落ちたのである。
「な、なにその魔法!」
 落ちてきた物体にテルンは驚きの表情を見せる。それがうれしくて、ノンノは得意げに笑った。
「ふふふ。あたしだって日々進化しているのよ。マジカルホイホイのときのデータをもとに、あんたの魔力を相殺したらネバネバの物質に変えちゃうっていう魔法を魔法弾にしたの。すごいでしょ? それだけじゃないのよ? これがあんたのコスチュームにあたったらどうなるか、わかるわよね?」
 テルンはのどを鳴らす。魔力でできているコスチュームなので、ノンノのその魔法弾を食らったが最後、コスチュームはあっという間に粘着物質に変わってしまう。
 そうならないようにとますますテルンは弾膜を張るが、それは次々にノンノに相殺されてしまう。そうして気付いた時には、テルンの周りには粘着物質の池ができていて、テルンは身動きが取れなくなってしまっていた。
「くぅ……しまった……っ」
「ふふふ、ここまで作戦通りよ。テルン、これであなたは逃げられない。大人しくあたしにメロメロになりなさい……っ!」
 ノンノはこのタイミングで惚電磁砲を取り出した。たしかに最初から使うことはできたが、それでは芸がないし、「粘着による屈服」というノンノの流儀に反する。だからこそ、ノンノはこうしてトリモチの境界線ができるまで惚電磁砲を使わずに戦っていたのだ。
 テルンが最初に自分を見れば、テルンはノンノに向かって歩いてくる。しかし、その歩みは二人を隔てるトリモチにさえぎられる。
(こうしてテルンは、あたしに慰めてもらえないまま、ねばねばと戯れ続けるのよ。完璧。完璧だわ、今日のあたし!)
 そしてスイッチを押そうとした時だった。
「させないわ!」
 突然テルンのマジカルステッキの柄が伸びて、ノンノの手から惚電磁砲をたたき落とす。
「なっ、なにするのよ!」
 と、惚電磁砲が転がっていった先をみると、そこでは先ほど惚電磁砲の光を浴びて発情している女性二人のところへと転がっていくのだった。
「先輩! 大好きっ、大好きですぅっ!」
「わたしもよ! アンッ、もっと、もっと大好きっていってぇっ!」
 そんなスーツを乱れさせながらの激しい貝合わせもクライマックスで、
「イクのね、さあ、イッちゃいなさい!」
「はひんっ、せんぱ……っ、いひぁっ! あっあっあっあ……っ、ふはぁぁあああんっ!」
 と、大きくのけぞらせた頭のところに、ちょうどスイッチ。
「嘘でしょ!」
 と、ノンノが叫んだ瞬間に、その視界はまぶしい閃光に包まれたのだった。
      
 つづく


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