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一人でできることは一人でやれ。みんなでやることはみんなにやらせろ。
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23:05:46
*エロいんですんで隠します……
    
*登場人物
 ノンノ
 主人公。世界征服を狙う悪の組織、ウェバーンの新米幹部。
   
 テルン
 ウェバーンのたくらみを阻止するために送り込まれた正義の魔法使い。
      
*過去エピソード
 Project1:マジカルホイホイ
 Project2:粘着落とし穴
 Project3:惚電磁砲
 Project4:魔力干渉
 Project5:ふたなり化
   
 では、続きからどうぞ……。


 Project6:ネバ洗濯機
       
  占部てるん。沙那憧学園に通っているいたって普通の女の子である。さわやかなショートカットの髪に短いお下げ。二重瞼の瞳に程よい高さの鼻梁。ゼリービーンズのようなみずみずしい唇。それらの顔のパーツは顔の中央に寄っていて、全体的に幼げな印象を与える。しかしながら、体つきは徐々に大人の女性へと向かっているようで、その服の胸元は大きく膨らんでいる。腰回りにも若干ながらくびれが見えて、彼女の中ではちょっとした自慢でもあった。
「おかーさーん……?」
 朝起きたばかりのてるんは、寝ぼけた顔のまま家の中をうろうろしていた。
 洗面所まで行くと、そこでは洗濯機が音を立てている。それを見た瞬間、てるんの眠気が吹き飛んだ。
(魔力……!)
 ごうんごうんと音を立てながら運転している洗濯機。そこからは、確かに微かな魔力を感じる。
(なんで洗濯機から? しかも、これ、ノンノのやつじゃない……)
 少女、てるん。たしかに見た目は普通の少女だが、中身は普通とはちょっと違う。てるんは「魔力」があればそれを察知することができる。そして、同じ「魔力」をつかって対抗することができる。彼女はいわゆる「魔法少女」だった。
 そして彼女は、世界征服を企んでいる悪の組織「ウェバーン」と、人知れず死闘を繰り広げている。
 そしてノンノというのは彼女の宿敵ともいえるウェバーンの幹部。宿敵といっても、彼女がかかわる事件の裏にはいつもノンノがいる。おそらく、この地域の制圧を任されているのはノンノなのだろうとてるんは睨んでいた。
(ノンノとかかわってもろくなことないのよね。ネバネバで汚れるし……)
 てるんは渋い顔。
 そのウェバーンという連中はいつもネバネバなものを武器に使ってくる。もちろん魔法でできることはたくさんあるのだが、彼らは執拗にネバネバに特化しているのだった。ネバネバを使った世界征服。ウェバーンの目的は、ノンノから耳にたこができるくらい聞かされている。
 とにかく、てるんは魔力の源を探る。洗濯機に使われた謎の魔法と、いなくなった自分の母親を見つけるために。
「変身!」
 色気のない掛け声とともに、テルンの身体が光に包まれる。その向こうから登場したのは、フリルとリボンがふんだんにあしらわれたコスチューム。ラバースーツのように身体にぴったり密着して、てるんの胸や腰回りのラインがくっきりと浮かび上がる。魔法少女としてのテルンの衣装だ。
 そしてすぐさま飛び立つのだった。
        
 ビルの屋上、一人の少女が立っていた。後ろには一台の洗濯機。それにしてもでかい。その少女と同じくらいの大きさはある。
「ふっふ~ん。やっぱり、目のつけどころがさすがあたしよね」
 目もとを緩めてにやけた表情。ボブカットの髪型で、頭のてっぺんではくるりと伸びるアホ毛がゆんゆんと揺れている。起伏のまるでない幼児体型に、黒のチューブトップとローレグパンツという露出度の高い格好。手には同じ色のロンググローブをはめて洗濯機の様子を見ている。
 彼女がノンノ。ウェバーンの女幹部だ。そして彼女が行っている征服作戦は、人間なら一度は使うであろう洗濯機を用いたものだった。
「町じゅうの洗濯機を魔法でこの洗濯機とリンクさせて、人間を吸いこんで中でネバネバまみれにするなんて、あたししか考えつくことができない作戦だわ」
「やっぱりそういうことだったのね!」
「なっ! もう来たの、テルン!」
 振り返ると、そこにはフリルのついたかわいらしい意匠のラバースーツに身を包んだ少女が立っていた。ノンノの宿敵テルンである。
「これだけ大掛かりな魔法を使えば、その同期もとなんてあっという間に見つけられるわよ。ひときわ目立つ場所、この街を一望できる場所からじゃないと、こんな魔法は使えないわ。このビルが、まさにうってつけの場所なのよ!」
「うぬぬぅ~。で、でも、そっちからノコノコやってくれて助かったわ。このまま、このネバネバ洗濯機の餌食にしてやるんだから! ふたを開けるわよ!」
 と、ノンノは洗濯機のふたを開けた。すると、風が洗濯機に向かって吹きはじめる。掃除機のようにテルンを吸いこもうとする。
「な、なにこれ……っ。きゃぁああっ!」
 ビルの屋上のど真ん中には、つかまることのできるものなんてなにもない。吸いこむ勢いが強くなり、挙句テルンは洗濯機に吸い込まれてしまう。
「ふふふっ、どうよ、今度こそあたしの勝ちだわ。テルンには、この洗濯機の中でネバネバ地獄を味わってもらう……わ……?」
 と、高らかに笑っていると腰に違和感を覚えるノンノ。その腰にはなにやら銀色の、ひも状のものが巻きついていたのだった。それは魔法で伸ばしたテルンのマジカルステッキだ。
「ちょ、ちょっと、往生際が悪いわよ!」
「うるさい! このまま、まけてなるもんかぁっ!」
「いやぁっ! 一緒に吸い込むな、バカぁっ!」
 そのまま勢いに任せて、ノンノはテルンともども洗濯機の中に吸い込まれていってしまうのだった。
         
 つづく


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