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一人でできることは一人でやれ。みんなでやることはみんなにやらせろ。
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23:45:51
 エロいんですんで隠します。
             
*今回の登場人物
 桃岸 静留(ももきし しずる)
 ノンノ
*今回の舞台
 静留の初夢
              
*このお話を最初から読む↓
 プロローグ
*これまでの記事
 わむ☆くらぶ! インデックス
     

 ふと気がつくと、桃岸静留は広場に立っていた。見慣れた場所であるが、人の気配は全くない。状況を呑みこめず、しばらくきょろきょろとあたりを見渡していた静留だったが、
「まっていたわよ、テルン!」
 という声にハッとなる。
 声のした方向に目をやると、そこには、黒いチューブトップにローレグのパンツ。そして同じく黒のロングブーツとロンググローブ。赤いショートカットで、てっぺんからぴょこんとアホ毛をのばした少女が立っていた。
「……っ! ノンノちゃん!」
 静留は目を見開く、彼女の目の前にいた少女は、静留が幼少期にハマッていたアニメで、主人公のライバルとして登場していたキャラクターだったのだ。
「の、ノンノちゃん……って、あんた、本当にテルン? というか、なんだか雰囲気が違うような気が……」
 ノンノは静留の反応に戸惑っている様子だった。
「テルンって、人違いです……って、わわっ、この衣装、テルンちゃんのじゃないですか!えっ、えっ、なんでこれ着てるの?」
 静留が身に着けていたのは、パステルカラーで、レオタードのように身体にぴったりフィットするような衣装だった。それこそ、静留の大好きだったアニメの主人公が着ていた衣装だったのである。和夢にもコスプレ用の衣装があるが、今身につけているものは、まるで最初から自分が着ていたかのように身体に馴染んでいた。
(あ、あれ? テルンって、こんなキャラだったっけ?)
 目の前の「テルンの衣装を着ている少女」にノンノは戸惑いを隠せない様子だった。しかし、彼女は間違いなくテルンのはずである。
「い、いいか、これから……」
「きゃーっ、きゃーっ」
「おまえ、話を……」
「すごーい。うわ、こんなきわどい衣装だったんだ~。すっごいハイレグ……」
「んむぅ~っ!」
 フリルとリボンをひらひらとさせながらはしゃいでいる静留に、ノンノはペースをかき乱される。
「話を聞けー! いいか、これからおまえのことをネバネバ地獄にたたき落としてやるんだからな! 覚悟しろぉっ!」
「えっ、ネバネバ地獄っ? むしろ天国!」
 瞳を輝かせる静留に、やはりノンノは調子が狂ってしまう。
(な、なにこいつ、やっぱりテルンじゃないの? 本当に人違い?)
 ふとそんな考えがよぎるが、ウェバーンの幹部たる自分が、人違いなんて恥ずかしい凡ミスを犯したなど知られるわけにはいかない。ノンノのプライドが、そのまま作戦を続行することを決定する。
「よ、余裕なふりしたって、動じないんだからな。この周りに埋め込まれた粘着地雷の餌食にしてやるぅっ!」
「ね、粘着地雷ですって……!」
 静留の顔が若干ひきつる。「恐怖した」と、ノンノは確信し、たたみかける。
「そうよ。この辺りにはあちこちに粘着地雷が埋め込まれているわ。踏んだ瞬間ドッカーンってなって全身ネバネバで動けなくなっちゃうんだから!」
「へぇ~……。この辺に埋まってるのかな?」
「そうそう、その辺にも埋めたわ……って、おおいぃっ!」
 臆せずあちこち踏み歩いている静留に、ノンノは驚いて声を裏返す。そんなオーバーリアクションが災いしてしまった。足元からカチリという音がしたかと思うと、次の瞬間には地面が破裂し、ノンノは粘着の中に沈んでしまっていた。
「いやっ、ま、またあたしがひっかかるの? んっ、くぅっ、とれないぃ~」
 破裂したトリモチに、ノンノは両手両足、そしてお尻をべっとりとくっつけてしまっていた。腕を持ち上げようにも極太の粘着糸がノンノをつなぎとめて離さない。
「うわっ、ノンノちゃんずる……ぃひゃあぁっ!」
 そんな光景を目にした静留だったが、次の瞬間には自分も同じ状況に陥ることになる。ノンノから数メートル離れた位置で、うつ伏せに粘着拘束された。
 さらにそれが引き金となり、周りの粘着地雷たちが誘爆を起こしていく。地雷同士の距離が近すぎたらしい。あっという間に広場はトリモチの海と化した。
「んやっ、ネバネバで身体が……。んっ、とれない~っ! こんなはずじゃなかったのにぃ~」
「うわ~、生でノンノちゃんの華麗な自滅をみられるなんて、感激です!」
「華麗な自滅とかいうなぁっ! あ、あんただっておんなじ状況なんだからね! せいぜいネバネバで動けなくって、苦しめばいいわっ!」
「えぇ~、ネバネバは楽しいし、気持ちいいじゃないですか~」
 ネバネバに悪戦苦闘していたノンノだったが、信じられない光景を目の当たりにすることになる。うつ伏せという自分よりひどい状態で粘着拘束されていたはずの相手が、ゆっくりと身体を持ち上げたのだ。それだけではない。そのままゆっくりとこちらに向かってきている。
「な、なんで動けるんだよぉっ! ネバネバまみれのはずなのに!」
「これくらいのネバネバ、お店でよくやっているから慣れっこですし。それに、こんな状態でもある程度動けなくっちゃ、お客さんを悦ばせられません」
 そんなことを言いながら、ゆっくりと、確実に、ノンノの方へと迫っていた。
「お、おまえやっぱりテルンじゃないな。なにものだぁっ!」
「わたしですか? わたしは桃岸静留です。ただのネバフェチです。うふふ、まさかこうやってノンノちゃんとネバネバできるなんて夢みたい~」
「ななっ、く、くるなぁっ! こんなの悪夢だぁっ!」
 ノンノの声がむなしく響く。次の瞬間にはノンノは静留に押し倒されてしまっていた。
        
 つづく


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