FC2ブログ
一人でできることは一人でやれ。みんなでやることはみんなにやらせろ。
2017/05«│ 2017/06| 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 »2017/07
文字サイズ文字サイズ:大文字サイズ:中文字サイズ:小
--:--:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Category:スポンサー広告│ コメント:--│ トラックバック :--
21:42:32
 泥沼温泉編。
 エロいんですんで隠します。
             
*今回の登場人物
 全員。
*今回の舞台
 民宿「修羅場の湯」
              
*このお話を最初から読む↓
 プロローグ
*これまでの記事
 わむ☆くらぶ! インデックス

 尼野みなもの案内で、桃岸静留、鳳霰、楠沙織・詩織、羽生真登香、日下美澄、そして上戸めぐみは山道を登っていた。新年度が始まる前に、慰安旅行という名目でみなもが企画したものだった。
「ほらほら、みんな早くぅ。日がくれちゃうよ?」
 先頭のみなもは、振り返っては後から来る仲間をせかす。
「みなも、この先に一体なにがあるっていうの?」
「霰ちゃん、いい質問。この先には、ボクおすすめの温泉があるのだ。きっとみんなも気にいると思うよ? さぁ、もうちょっとだからがんばろー」
 と、しばらく進んだところに、一軒の山小屋が見えてきた。
 この山道を登ったにもかかわらず、疲労の色がどこにも見えないみなもが元気よく挨拶をしてドアを開ける。どうやら民宿らしく、女将が和夢のメンバーを出迎えた。
「いい雰囲気ですね。まさに隠れ宿っていう感じ」
 広い部屋に案内される。中に入った静留は大きく深呼吸していた。
「窓からの景色も素敵ね。山々の緑、新鮮な色だわ」
「あら、美澄さんにしては珍しい感想」
「真登香、どういう意味? こう見えて、美術教師の資格は持ってるんだからね」
「悪い意味はないですよ。本当、きれいな景色です……」
 ここまでの山登りの疲れをいやしていたところで、詩織が、
「ところで、みなもちゃん、ここにみなもちゃんおすすめの温泉があるんだよね」
 と、みなもに問う。
「そうだよ。さっそくいこっか? みんな、浴衣を持って、いざ温泉へ!」
 みなもは、詩織の腕を掴む。
 そうして、彼女たちはみなものおすすめの温泉とやらへ向かうのだった。
     
「な……、なによこれぇっ!」
 その民宿には天然温泉があり、それがみなもが推す温泉らしい。しかし、真っ先に浴室に入った霰の前に広がっていたのは灰色の泥沼だった。大自然が作り出した天然のまるい湯船は緩やかにくぼんでおり、中央部分にはまだ水が残っているようだった。
「すごいでしょ? この宿の自慢だった泥沼温泉だよ」
「過去形なんですか?」
 静留が素朴な疑問を口にした。
 みなもが言うには、この民宿は自然にわき出ていた温泉溜まりを湯船として利用していたというが、いつの間にかその源泉が枯れてしまい、いまはこの泥のたまった湯船だけが残っているという。
「つまり、この湯船はもともとあった温泉の池が干上がってできたものなんだって。和夢のお風呂と同じ仕組みでね、下からの熱でこの粘土質のどろんこが温められてるんだよ」
 みなもは得意げに説明していた。
「本当だ。どろっどろ……」
 沼の端にしゃがみ、詩織は指先で泥に触れていた。灰色の泥は、最初は硬いが、こねるうちにとろみを帯びて指先にまとわりついてくる。
「本当だ。こんな泥沼、日本にもあるのね」
 感心した声をあげているのは美澄だった。留学経験もある彼女は、これほどクリーミーな泥が露出しているのは海外ばかりだと思っていた。
「本当だ。すっごい泥……ねっ!」
「うぇっ! きゃぁあっ!」
 詩織は音もなく忍び寄っていた沙織に、泥沼へと突き飛ばされた。まだ泥に沈むということはなく、少し柔らかい地面にたたきつけられた感じだ。すばやく振り返り、
「お姉ちゃん!」
 と、怒りの形相を見せる詩織だったが、そんなことはお構いなしに沙織は詩織の後を追って泥沼に飛び込んでいた。
「詩織、お姉ちゃん、我慢できなくなっちゃった。でも、それはみんなも同じだと思うの」
 沙織はにこりと笑顔を見せた。手を引いて、詩織の上体を起こす。その周りに真登香や美澄も集まってきた。歩くたびに両足はぬかるみに沈み、膝まで泥に包まれてしまっている。
「本当に温泉なんですね、足があったかいです」
 両足を泥沼に沈めながら静留はじっくりと脚が温められている感触を味わっていた。
「そうなの。しかも、これって天然の泥パックみたいなものだから、塗ればお肌が十歳は若返るって、女将がいってたよ」
「みなもちゃん、それ、本当ですか! それなら、たっぷり塗らなくっちゃ!」
「ああ静留ちゃん、まずはどろんこをたっぷりほぐしてトロトロにしなきゃ。ほら、霰ちゃんも早くぅっ!」
 と、みなもはここで、沼の縁に立っている霰を手招きした。
「あ、あたしはいいわよ。泥沼じゃなくて、普通のお風呂に入るもん……」
「この宿のお風呂はここだけ、あとはシャワーですよ」
 せっかくだからシャワーより泥温泉をすすめたいみなもだったが、
「いい。シャワーで汗流すだけで十分」
 と、回れ右をする霰だった。
 しかし、振り返ったところにめぐみが立っていた。霰が進もうとすると、それに合わせて動いてとおせんぼうをしている。
「いい加減にしてください、めぐみさん……っ!」
「往生際が悪いわね……えぇいっ!」
 突き飛ばされた霰も泥沼の中へ。
「いやっ、きゃぁああっ!」
 泥沼から抜け出そうと急ぐあまり、霰は腰まで泥の中に埋まってしまった。こうなると自力での脱出は困難になってしまう。
「せっかくだからみんなで楽しむの。お客さんの前じゃないんだから、素直になっていいのよ?」
 めぐみは泥にはまった霰の背後にやってくると、そっと手をのばして霰のアナルを刺激した。「きゃふっ」と甘い声を出して霰はあっという間に大人しくなる。
「ね?」
 にこやかに、店のカウンターに立っているときのような笑顔。
「……はい」
 どうやら逃げ場はないらしい。
     
 つづく


コメント
コメントの投稿










トラックバック
トラックバックURL
→http://unrealgraffiti.blog20.fc2.com/tb.php/732-6ee66c3a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
FC2カウンター
ようこそ
人目の旅人様
プロフィール

誘宵

Author:誘宵
ものかきやってます。
こっちのブログはもう更新しないので、
新しいブログの方をよろしくお願いします。

カテゴリ
最新記事
月別アーカイブ
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。