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一人でできることは一人でやれ。みんなでやることはみんなにやらせろ。
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23:08:19
 エロいんですんで隠します。
 拍手コメントより。リクエストが来たので。
             
*今回の登場人物
 鳳 霰(おおとり あられ)
*今回の舞台
 和夢
              
*このお話を最初から読む↓
 プロローグ
*これまでの記事
 わむ☆くらぶ! インデックス
     

 ゆっくりと倉庫のドアが開く。
 和夢では、たまに道具の整理と倉庫内の掃除が行われるのだった。そしてその掃除は当番制になっている。
「まったく。みなもってば、こんなときに風邪をひくなんてまったく……」
 ぶつぶつと小言を言っているのは鳳霰だった。本当は同じく当番だった尼野みなもは、その日は風邪をひいたらしく欠席とのことだった。彼女のことだから、ゲリラ豪雨の中で泥遊びをした結果だろう。
 つり目が霰の特徴であるが、それはさらに角度を増して一段と不機嫌そうにみえる。和夢の制服では動きにくいので、キャミソールとホットパンツといういで立ちだった。私服でもいいとは聞いたが、ここは和夢の倉庫だからできるだけ汚れてもかまわないものにしたのだ。
(一体なにが飛び出てくるのかわからないものね……)
 と、掃除用具を手にした霰が用心して歩みを進めた矢先である。
 ぐにゅり。
 なにかを踏みつけた。
「ななな、なによぉっ!」
 霰は思わず素っ頓狂な声を上げる。辺りを見渡して、霰はその正体に気付いた。それは透明なトリモチで、缶の中に入っていたものが何かの拍子で床に落ち、フタが取れ、長い時間をかけて床に広がってしまっていたのだ。
「んもー! 床がネバネバになってるなんて聞いてないわよ。このっ、このぉっ!」
 霰は足を持ち上げようとするが、時間のたったトリモチの粘着力は凄まじく、靴底にべったりとくっついて床と靴とを離れさせない。
「ああもっ、このっ、この……っ、おっ、おわあぁっ!」
 思い切り足を引き上げた霰だったが。そのとき、粘着糸が突然ブツリと切れてしまった。その反動で、霰は粘着床に倒れてしまう。横向きに倒れてしまい、彼女のツインテールの片方が粘着の中に沈んだ。最悪の状況だった。
「やだっ、手足が、ネバネバに……!」
 両手両足ともネバネバ床にくっついてしまっていた。くっついてしまった手のひらを離そうと持ち上げるが、指の間にまで絡みついた粘着物は、太く強靭な粘着糸でもって霰の手を床につなぎとめる。
「なによこのネバネバ……。とれない……!」
 そもそも、和夢のトリモチなのだからそう簡単に取れてしまうような代物ではないだろう。人間ホイホイ状態となっていた倉庫の床にとらわれ、霰はもう掃除どころではなくなっていた。
「な、なんとかネバネバから脱出しないと」
 霰は腹を決める。
 そして、身体をごろりと回転させたのだった。これではキャミソールがますます粘着まみれになってしまう。だが、なんとか起き上りやすい体勢にしなければならないと考えた末の行動だった。
「ううぅ、キャミが……」
 霰はつぶやくが仕方がない。気を使って、胸だけ粘着につける格好。足は膝から下だけを粘着につけるようにして、お尻は高く上げている。
「うっ、んっ、くふっ! ん~っ!」
 霰は両腕に力を込める。両手を突っ張り、胸と腕を粘着から引き離そうとした。しかし、霰を妨げるのは粘着だけではなかったのである。
「ん~……っ! 痛たたたたぁっ!」
 霰の表情が苦痛にゆがんだ。身体を起こすにつれて、霰の髪の毛も引っ張られていたのである。
「痛いっ、痛たた……ぁああっ!」
 とうとう霰は苦痛に耐えられなくなってしまう。そうしてふっと力が緩んだ途端、霰はもとの、身体の側面をつける格好まで引き戻される。さらに悪いことに、そのまま背中を粘着する形に転がってしまったのだった。
「いやぁっ! 背中までくっついたぁっ!」
 霰は思わず悲鳴を上げる。そのままじたばたともがくが、身体は粘着に絡めとられてしまっていた。手のひらは粘着に覆われ、ホットパンツからのびていた太ももにもべっとりと粘着物が付着してしまっている。
 持ち上げようにも糸を引く。そして粘着物特有の肌にまとわりつく感覚が霰を追い詰めていく。
「んもーっ! なんであたしがこんな目に遭わないといけないのよー! みなもめっ、みなもめぇっ!」
 自分がこの状況に陥っている原因を来るはずだった相方に責任転嫁しつつ、霰は粘着物に抗い続ける。
 ねちゃねちゃ。
 にちゅにちゅ。
 ねばねば。
 倉庫に粘着音を響かせながら、霰は粘着糸と格闘する。着てきた服はすっかり粘着物に塗れ、もちろんそこから露出している肌もトリモチまみれだ。挙句の果てには霰の口元も覆い、いまとなっては、霰はくぐもった声を上げることしかできない。
「んぐむむぅ~! んっ、むぅ~! ふんむぅ~っ!」
 顔を真っ赤にしながら霰は何度も手足を持ち上げようとする。しかし、太く長く糸引く粘着物に何度も引き戻される。
「んっ、ふっ、んふぅっ! ん~ふぅ~っ!」
 目じりにうっすらと涙を浮かべながら、倉庫にできた人間ホイホイの中でもがく霰。口を封じられてはだんだんと酸欠状態になってきて、抗う動きも緩慢になっていく。
(やばい……もう……つかれてきた……)
 そうして霰は倉庫の中で力尽きる。
 霰が発見されたのは、それから数時間たってからだった。


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