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一人でできることは一人でやれ。みんなでやることはみんなにやらせろ。
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23:42:53
 久しぶりの更新。

キャラクター紹介はこちらから
            
*このお話を初めから読む↓
 Log.1 帰還(めざめ)
 Log.2 組織(だすと)
 Log.3 進化・前編(かつぼう)
 Log.4 進化・後編(たいぼう)
 Log.5 双竜(ぞうえん)
 Log.6 景品(ぎわく)
  
 続きからどうぞ。

「はぁあああっ、たぁあっ!」
 ミケモンの拳がビットモンに直撃する。しかし、
「……かったぁあいっ! 何この石頭!」
 ビットモンの頭部はミケモンの拳よりも硬かった。
 すぐに反撃が飛んでくる。ミケモンはすんでのところでそれをかわす。素早く体勢を立て直し、持ち前のスピードでビットモンを翻弄する。
 だが、ビットモンは一匹ではないのだ。
 背後から鋭く尖った耳が飛んでくる。
「しまった……!」
「かわせミケモン! 高速プラグインH!」
 ミケモンに対して総也はプラグインを重ねがけした。
「ありがとう総也!」
「油断するなよ。数が多いうえにミケモンと同じくらい素早いんだから」
「わかってるわよ!」
 跳ねまわるミケモンに対して、グレイモンとジオグレイモンは余裕の表情だった。
 向かってくるビットモンを薙ぎ払い、焼きつくしていく。二体の恐竜は闘争心をむき出しにして、紅蓮の指示がなくても戦っていた。
「紅蓮、いいのか、グレイモン達を放っておいて」
「ああ。俺はあいつらの強さを信じているからな。何をすればいいのか、あいつらはわかってる。無理に指図する必要はない」
 淡白な回答だった。それだけ自分のパートナーに自信があるということなのだろう。
(確かに紅蓮のパートナーは強い。それに、完全体への進化もできる……)
 ミケモンの限界は感じつつあった。いまだに到達できない完全体という領域。しかし、あせっても仕方がないということはわかっている。
「総也、こっちは片付いたわ」
「紅蓮、おわったぞ」
「全部デジタマに戻った」
 そうこうしているうちに、ビットモン達はデジタマへと還っていた。
「……よし。おまえら、よくやったぞ」
「お疲れ様、ミケモン」
 ゆっくりと霧が晴れていく。
 しかし、そこは元の牧場ではなかった。
「……おい、ここ、どこだよ」
 すっかりすたれた牧場には動物の姿は見当たらない。自分たちがくぐったゲートがみえる。古びて塗装もはげてしまっている木製のゲートだ。
「ちょっと総也、これってどういうこと? あたしたち、牧場にいたはずよね」
「そのはずだ。なのに、どうして……」
 状況が理解できない二人と三匹のもとに着信が届く。光希からだった。
『総也くん! 紅蓮ちゃん! 今どこですかぁっ』
「光希さんこそ、今どこにいるんですか!?」
『霧が晴れたら山奥だったのですよぉっ! 迷子になっちゃったんですぅっ!』
 鼻水をすする音が混じっている。
「わ、わかりました。今探しに行きます!」
 あわてて総也は即答してしまう。もちろん、探す当てなどない。
「……どうするんだよ、総也」
「えーっと……。サーチモンに光希さんの居場所を突き止めてもらえないかな?」
 それから数十分後、無事光希は保護されたのだった。
     
「まったく、散々な休暇でした!」
 ヒッチハイクを繰り返し、総也たちは隊社へと戻ってきた。
「お疲れ様。光希は……災難だったね……ぷぷ……」
「て、天菜さん、笑わないでくださいよぉっ! 本当に怖かったんですから! こらぁっ、テリアモンもロップモンもわぁ~らぁ~う~なぁ~!」
 光希は顔を真っ赤にして怒鳴っているが、正直、怖くはない。
「それにしても、天菜さん。今回のデジモン、妙でした。明らかに俺達をねらって攻撃してきていたし、それにあんなに大量の迷いデジモンがやってくるなんて聞いたことがありません」
「たしかにそうだね」
「さっき零番隊の連中とも連絡をとったんだが、デジタルワールドからの大容量のデータ消失があったらしい」
「データ消失?」
 総也は首をかしげる。
「ああ、総也くんはしらないよね。クロスフォッグを超えてくるのはデジモンだけじゃないって言う話で、その土地ごと現実世界へやってくることもあるんだ。だとしても、妙だ。土地ごと転送されたとしても、サーチモンも察知できるはずなのに……」
 今回の事態については、一番詳しいであろう天菜も原因がわからないようだった。
「おそらく今回のデジモン達は、デジタルワールドの土地に住んでいたんだろう。だとしたら、迷いデジモンが混乱していなかったのは迷い込んでも環境の変化が乏しかったからだ」
「たしかに、消失したエリアには牧場があったみたいだし、天菜隊長の推測通りかもしれない」
 テイマーたちが頭をひねっているさなか、デジモン達はというと、テリアモンが拾ってきたプラグインの話題に盛りあがっていた。
「超融合プラグインD、ねぇ……」
「うん。初めて見るプラグインでしょ」
「われらが戦った場所に、これが落ちていた」
「サーチモンは、これの効果わかる?」
 ミケモンはサーチモンの前へとプラグインを差し出した。
「いや……。僕の専門は索敵だから、モノの解析は専門外だよ。あとで別の機械に通してみよう」
 プラグインはダストから供給されるのだが、このプラグインは拾いものというだけあってダストから配られたものではなさそうだった。
「今度使ってみよう!」
「うんうん、使おう使おう!」
「いや、得体のしれないデータがはいっているかもしれない。サカ、マツ、きちんとした調査が済むまで、これを使うのはやめておこう」
 休暇だったはずなのに、多くの謎に頭を抱えるダストの面々だった。
   
 つづく


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人目の旅人様
プロフィール

誘宵

Author:誘宵
ものかきやってます。
ふたなりとかメッシーとか淫語が得意です。
美少女ゲームやソーシャルゲームのシナリオ、音声作品のシナリオ、小説など手広くいろいろ書いてます。
スケジュールはこまめに更新していきますが、なにかお仕事の相談あればお気軽にどうぞ。

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