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一人でできることは一人でやれ。みんなでやることはみんなにやらせろ。
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21:59:25
 エロいんですんで隠します。
             
*今回の登場人物
 桃岸 静流(ももきし しずる)
 尼野 みなも(あまの ― )
 
*今回の舞台
 和夢
              
*このお話を最初から読む↓
 プロローグ
*これまでの記事
 わむ☆くらぶ! インデックス
     

 ハロウィンということで、今年も和夢は準備に追われていた。
 厨房では、桃岸静流がせっせとシュークリームを焼いている。
「……ふぅ。このままいけば間に合いそうですね」
 普段はおろしている髪をまとめ、前髪も邪魔にならないようにしてある。これまで休まず作業していたせいもあり、額にはじっとりと汗が浮かんでいた。
「こっちのには、カスタードクリームを入れればいいんですよね」
 ちらりとメモに目をやる。
 静流が作っているシュークリームは、今回のイベントで使われるものだ。
「たっぷりいれたほうが、みんな嬉しいはずですよね。うふふ、うまく生地も膨らんだし、おいしいのができますよ~」
 最後の仕上げに差し掛かり、自然と笑みがこぼれてしまう。
 搾り袋に詰めたクリームを、シューの中へと詰めていく。その作業を始めるところで、静流は背後に気配を感じた。
「みなもちゃんですか!」
「ふへっ、なんれわふぁったの!」
 ふりかえると、尼野みなもが厨房にいる。しかも、
「あー! みなもちゃん、つまみ食いしましたね!」
「し、しふぇないよ!」
 どうも、出来上がっていたシュークリームを、ひとつ口にしたらしい。両手で隠してはいるが、膨らんだ口を見れば一目瞭然だった。
「……しかも、そっちのシュークリームを食べちゃいましたか」
「んふぇっ、なむっ、むむぅっ?」
 もごもごと口を動かしていたみなもだったが、その動きがぴたりととまる。そのあとは目を丸くしておろおろし始めた。
「むむぅううっ! むっ、むふぅうむふぅううっ!」
「なにを言っているのかさっぱりですが、そうです。そのシュークリームにはクリームじゃなくて特製グミトリモチが入っているんですよ。だから今回の小道具作成はわたしに任されたんです」
「んふっ、ふぅっ、むふぅうっ!」
「ああもう、一口に食べちゃったから、口がネバネバになっちゃったでしょ」
 静流の問いかけに、みなもは頭を縦に振る。
「仕方がないですね……」
 そういってみなもの方へとやってくる静流だったが、にやりと口角をあげた。
「……でも、つまみ食いのお仕置きは、しないといけませんよね?」
「むふっ、むふぅうっ!」
「えいっ!」
 静流は口元を隠していたみなもの手を押した。すると、その手はグミトリモチでネバネバになっている唇にくっついてしまう。
「んむぅううっ! んむむむ~んむ~っ!」
「なんでこんなことするのかって、そりゃあ、つまみ食いしたからじゃないですか。別に、この前の人気投票で、いちおうメインであるわたしのほうが低かったからとか、そういう理由じゃないですからね?」
「んむむむぅ~っ!」
 はんべそになりながら、みなもはトリモチと格闘している。口から溢れた粘着物は次第に指を覆っていく。手を離そうとすると指と唇との間に粘着糸が引いてそれを妨げる。口の周りはもうネバネバまみれになってしまっていた。
「とりあえず、わたしはまだ作業があるので、しばらくおとなしく……」
 言いかけたところで、突然みなもが身体を伸ばした。
「むひゅっ!」
 みなもの顔が迫ってきたと思った次の瞬間、唇同士が粘着してしまう。行き場の失ったみなもの手は、静流の頬に添えられていた。
「なにひゅるんでひゅかっ! みなもひゃん!」
「むふ~ふ~。こふなったら、静流もみちづれにするのだぁ~」
 唇がくっついているせいで、身体のバランスも取りにくくなっている。トリモチの威力は作った本人が一番よく知っているが、いざくっついてしまうとなんとか離そうとせずにはいられない。
「んっ、んんっ、んんむむぅう~っ!」
 静流がバランスを崩した。自由になっていた手は、トリモチ入りシュークリームが乗っているテーブルへと向かっていく。
 グシャッという音がして、静流の手はトリモチにまみれてしまった。さらに悪いことは続き、床に転がったシュークリームを踏みつけてしまったのである。
「てあひがっ、くっひゅいたぁっ! んんぅっ!」
「ひっ、ひずるぅっ! あひが離れないぃっ!」
 厨房の中で、粘着にまみれた静流とみなもは身動きが取れなくなってしまう。助けを呼ぼうにも大声は出せず、静流の手はテーブルにくっついているし、二人の足は床にくっついてしまっている。
「んんんんっ、われながら、ネバネバすごいぃ……」
「か、かんしんしてないれ、なんとかしへ……、よぉ~っ」
 二人を結びつける強力な粘着糸と格闘しているところに、
「あらあら、二人とも楽しそうね」
 上戸めぐみが、一番来て欲しくなかった相手がやってきてしまったのだった。
「「めぐみひゃん!」」
 助けてもらえるとは思ったが、二人とも、そのあとに何かを要求されるだろうという恐怖の方が大きかった。
「ふたりとも、こんな忙しい時になにをしているのかしら。もちろん、この後のイベントには協力してくれるわよね……?」
 有無を言わせぬ圧力に、静流もみなもも従うほかなかったのだった。
     
 つづく


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プロフィール

誘宵

Author:誘宵
ものかきやってます。
ふたなりとかメッシーとか淫語が得意です。
美少女ゲームやソーシャルゲームのシナリオ、音声作品のシナリオ、小説など手広くいろいろ書いてます。
スケジュールはこまめに更新していきますが、なにかお仕事の相談あればお気軽にどうぞ。

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